鳥取県沖の日本海で26日、操業していた漁船の男性乗組員の頭に漁具が当たり、男性は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

死亡したのは、鳥取県鳥取市に住む40代の男性乗組員です。

境海上保安部によりますと26日午後8時頃、鳥取市青谷町の長尾鼻から北北西におよそ55キロの海上で操業中していた漁船の船長から、「乗務員の頭にロープが当たり出血している」と118番通報がありました。

漁船は午後11時22分頃に鳥取市の鳥取港に入港し、男性は意識不明の状態で救急搬送されましたが、27日午前、死亡が確認されました。死因は頭部損傷による急性硬膜下血腫等でした。

漁船の網を巻き上げている最中に漁具の一部が外れ、ロープをつないでいた金具が男性の後頭部に直撃したということです。

詳しい原因などについて、境海上保安部が調べています。