気温も下がり深まる秋。食べたくなるのがあったかグルメです。
こうした中、鳥取県米子市では、あるラーメンをPRするための「同盟」が立ち上がりました。


キャスター 薄井靖代
「冷たい風が吹く日はあったかいラーメンが食べたくなりますよね。いただきます、面がスープによく絡んでおいしいです。すっきりとしたうまみが最高ですね」

米子市のラーメン店「たかうな」。

牛骨を20時間以上、弱火でじっくり煮込んでできた琥珀色のスープに、鳥取県産・大山豚の分厚いチャーシュー…。鳥取県民のソウルフード、牛骨ラーメンです。

この牛骨ラーメンを巡って、米子市で新たな取り組みが始まっています。

たかうな 山根武オーナー
「米子牛骨ラーメン同盟に参加いたしました」

「米子牛骨ラーメン同盟」とは一体?
米子市の観光課に聞いてみると…。

米子市観光課 大森満晴さん
「牛骨ラーメンは結構面白い存在だなということで、これを使って地域活性化ができないかなというのが一番の目的」

参加するのは、米子市内で牛骨ラーメンを提供する27店。
鳥取県民をはじめ、全国の人に牛骨ラーメンを知ってもらおうと、ホームページを立ち上げたほか、目玉企画もスタートしました。

キャスター 薄井靖代
「その目玉企画はこちら。先ほどのラーメンと同じように見えますが、実は半玉ラーメンなんです。このサイズだと何軒もラーメン店をはしごできそうですよね」

それぞれの店の牛骨ラーメンを、一度に2杯、3杯と堪能してほしいとの思いから生まれた「半玉ラーメン」。同盟に参加する10店舗が提供します。

たかうな 山根武オーナー
「これを全国に発信して、鳥取県に来たら牛骨ラーメンを食べてくれ、米子に来たらとにかく牛骨ラーメンのメッカだぞとアピールしていきたいですね」

米子市観光課 大森満晴さん
「まずは見てもらう。食べてもらうために今回牛の顔をしたとんでもないホームページにしたのもその意味の1つ。興味をもっていただくのが一番だと思うので」

牛骨ラーメンの名を全国にとどろかせたい。
呉越同舟のこの企画、今後に注目です。