新型コロナによる利用者の落ち込み、また、物流の2024年問題による運転手不足などで全国で減便や廃線が続く路線バス。
こうした中、松江市では2つのバス事業者が9日、連携協定を結びました。
協定を結んだのは松江市交通局と一畑バスです。
地方の路線バス事業者の96%が赤字となる中、松江市では、松江市営バスと一畑バスの共同運行に向け検討を続けてきました。
バス事業者同士が共同経営を行うことは、原則、独占禁止法で規制されていますが、地域の生活を守ることを目的に国が特例を認めていて、広島市や長崎市など全国6地区で行われています。
松江市 上定昭仁市長
「ICカードなどでしっかり正確なデータが取れるようになってきた。このバスは今、この路線で空気を運んでいるというような状況も完全に見て取れるになったので、路線のあり方であったり、運賃体系であったりというのを見直していくことができるものと考えている」
松江市交通局と一畑バスは今後、重なる路線の再編や運行ダイヤ、運賃の調整を行い、来年9月を目途に計画を策定して2026年4月から、共同運行をスタートさせたいとしています。















