鳥取県の米子市から境港市にかけて整備の検討が進んでいる高規格道路について、その必要性などについて話し合う勉強会が開かれました。
22日の勉強会には、国や県、それに境港市・米子市・日吉津村の関係者が対面とオンラインで集まりました。
そして米子と境港間の高規格道路の必要性を「交通」、「物流・産業」、「観光」、「防災・医療」の4つの項目から確認しました。
特に米子から境港にかけて、現在、主要道となっている国道431号線について、運送などの通過交通と周辺住民の生活交通が混在しており、慢性的な渋滞が発生、商工業や観光、市民生活など広く影響が生じていること。
また、弓ヶ浜半島地域は、地震による液状化リスクが高く、能登半島地震の際のように道路の寸断により孤立集落が発生する危険があるとして、高規格道路の整備が、災害時の交通インフラ確保においても重要な役割を果たすことなどを確認しました。
関係者らは、今後も配慮すべき点を踏まえながら、概略ルートなどについても検討を進めたいとしています。