記録的な大雨で県道が崩落した出雲市日御碕地区。
復旧のめどが立たず一般車両の通行ができない状態が続く中、市は、2日から旅客船を使った海上輸送を始めました。
記者 清水栞太
「日御碕地区の住人をのせた船が大社港に到着しました。」
県道が崩落し一般車両の全面通行止めが続く日御碕地区。
こうした中、住民の通院や買い物などの支援として出雲市は2日から日御碕地区に近い宇龍港と大社港を繋ぐ海の便の運航を開始しました。
住民は
「うれしいですよね、大きい船だし揺れもないしねぇ」
「きょうはデイサービスにいくんですよ。家に1人でいるよりも連れて出てくれる、施設があってとても嬉しく思っています」
地元の遊覧船の協力のもと毎週火曜と金曜に1日3往復、一般車両が通行できるようになるまでの間運航する予定としています。
出雲遊覧 木村昌夫 代表
「不便されている方にどんどん乗ってもらって移動の手段となればと、その思いだけです。」
この船は一般の観光客も有料で利用することができ、すでに申込みもあるということですが、依然として一般車両の通行の目途は立っておらず、日御碕地区の観光業などにとっては苦しい状況が続いていて、一刻も早い復旧が求められています。