「非常に深刻な状況が続いているという認識を持っています。」
島根県の上定昭仁市長は21日の定例記者会見で、警戒感を露にしました。

松江市では20日、過去最多となる647人の感染が発表され、7月は月別の過去最多の感染者数を更新し続けています。

上定市長は、今回の感染拡大の特徴の1つに若い世代の感染があると指摘しました。


松江市 上定昭仁 市長
「19歳以下で42.8パーセントを占めているということで、若い世代の感染が非常に増えている状況にある」

7月は、19歳以下の感染が、前の月より20パーセント近くも増加。
7月は市内の保育施設で9件、学校で12件のクラスターが発生していることなどが原因と分析しています。

松江市では、多くの学校がすでに夏休みに入っていることから、学校での感染は今後、減少するとみていますが、引き続き警戒が必要だとしています。

松江市 上定昭仁 市長
「逆に夏になって行動も活発になる、旅行者もいらっしゃるシーズンになりますので、市民の皆様には改めて注意喚起させていただければと考えています」

市は、場面に応じたマスクの着用や、こまめな換気など、夏の適切な感染症対策を市民に呼びかけるとしています