“3人制バスケ”の女子日本代表に新潟出身の選手が

29日からシンガポールで開かれている3人制バスケットボールのアジアカップ『FIBA 3x3 Asia Cup 2023』 。
その女子日本代表のメンバーに新潟柳都中出身の三田七南(さんた・なな)選手(20歳)が選ばれています。3月31日に行われた予選リーグ・チャイニーズタイペイ戦では、チームトップの得点を上げ、活躍しました。

三田選手は新潟市の新潟柳都中を卒業後、千葉県の昭和学院高に進学。2018年のウインターカップでは3位となりました。高校卒業後、女子バスケットボールの強豪・ENEOSサンフラワーズに加入し、2シーズン目を迎えています。

『3x3(スリー・エックス・スリー)』とは

『3x3』は、『3on3』という街で行われてきたハーフコートでのバスケットボールから生まれたもので、FIBA=国際バスケット連盟がルールを定めている正式競技です。

コート上に3人、交代要員1人の1チーム4人の選手で試合が行われます。コートは5人制バスケットボールの半分で、試合時間は10分。ただし、21点先に取ったチームが勝利となるため、試合時間を待たずして終了することもあるそうです。

得点は、通常のシュートが1点、5人制バスケの“スリーポイントライン”に当たる『アーク』(ツーポイントライン)からのシュートは2点となります。

ボールを持ったら12秒以内にシュートしなければならないため、目まぐるしく攻守が入れ替わります。

この『3x3』は2021年の東京オリンピックで正式種目に採用され、プロ・アマ問わず人気が高まってきているのです。

3x3アジア杯 予選リーグの結果は

シンガポールで行われている『3x3アジアカップ』の女子には、日本のほか、中国やオーストラリアなど12チームが出場。日本は3月31日に予選リーグ・プールBで、チャイニーズタイペイ、シンガポールと戦いました。

初戦のチャイニーズタイペイ戦は三田選手がチームトップの7得点の活躍!
15対10でチャイニーズタイペイに勝利しました。

続く、シンガポールとの予選2戦目。日本は15対5の快勝で、決勝トーナメントに駒を進めました。三田選手は3得点でした。

決勝トーナメントは4月2日に行われ、日本は準々決勝でタイと対戦します。
アジアの頂点を目指して、三田選手の活躍に期待です。