先発の11人だけでは、強くなれない

チームが目指すのは、タイトルの獲得だ。
そのために何が必要なのか。

江﨑が挙げたのは、「ギリギリで勝ちきる力」だった。

今季は、C大阪との開幕戦で終了間際に追いつかれ、大宮戦とカップ戦の広島戦では先制しながら逆転を許した。一方、仙台戦では試合終了間際に決勝点を奪っている。

競った試合を、どう勝利に結びつけていくか。

江﨑が目を向けるのは、試合開始からピッチに立つ先発11人だけではない。途中から出る選手も、試合のメンバーに入れなかった選手も、チームを強くする力になると考えている。

「メンバー外の人たちももっともっと食い込んで、そのスタメンっていうのをどんどん脅かしていかなきゃいけないなって思う」

先発の座を争う選手が、練習から厳しくボールを奪いにいく。先発組も、それを上回らなければならない。そうした日々の競争が、実際の試合で相手と戦う力につながるという考えだ。

そして、その競争の中に、江﨑自身もいる。