本州最北の蔵元である青森県むつ市の「関乃井酒造」などが事業を停止し、自己破産に向けた手続きに入ったことがわかりました。負債総額は7億円以上に上ると見込まれています。

自己破産に向けた手続きに入ったのは、むつ市の「関酒造店」と関係会社の「関乃井酒造」です。

関酒造店は、1891年に創業して清酒「関乃井」などの製造を手がけていました。その後、1984年に設立された関乃井酒造に清酒の製造を移管したあとは酒類の卸売を行い、本州最北の蔵元として知られていました。

3日、むつ市柳町にある酒蔵には自己破産に向けた手続きを進める通知が貼られていて、市民などから驚きの声があがりました。

市民は
「関乃井っていったら昔からの酒屋だもの。いやいやびっくりだな…」

むつ市 山本知也 市長
「135年にわたる、長期にわたりまして、下北地域・特にむつ市のですね、酒の文化っていうものを継承してきたと思います。大きな落胆と強いショックを受けています」

帝国データバンクによりますと、清酒と酒類販売いずれも下北半島に販路を限定するなか、売上げの低迷などで赤字経営が続き、負債は2社あわせて約7憶2600万円に上るということです。

また、下北地方最大の夏祭りである「田名部まつり」の最終日に行われる五車別れでは、関係者たちが関乃井の樽酒を酌み交わしていて、祭り関係者によりますと、今後の対応については検討中だということです。

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