2025年の参院選を巡り、公職選挙法違反の罪で罰金刑を受けた青森県藤崎町の平田博幸 町長が24日付での辞職願を議長宛に提出しました。「道義的な責任を取る」と理由を説明しています。
疑惑が明るみに出てから4か月。
藤崎町の平田町長は17日朝、議長室に向かいました。手にしていたのは「辞職願」です。
藤崎町 平田博幸 町長
「道義的な責任を感じ、2月24日付けの辞職願を提出させていただきます」
藤崎町議会 奈良完治 議長
「ご苦労様でした」
2月24日付けで辞職したいという意向を伝えた平田町長は、その場で奈良議長に胸の内を明かします。
藤崎町 平田博幸 町長
「8月9日から計20回、取り調べを受けてきた。最終的には私の不注意で公職選挙法をかみ砕いて理解しないままメール配信をしたことが、多くの町民、議員各位にご心配をかけて…。きのうやっと略式命令が下りました。もっと早く提出をすればよかったのですが。心の整理がついて、(17日)9時半から記者会見をやるということになります」
平田町長は2025年7月の参院選で、町の職員など66人に対して携帯電話で特定の候補者への投票を呼び掛けるメッセージを送信。町長の地位を利用したなどとして、公職選挙法違反の罪で裁判所から罰金50万円の略式命令を受け、16日に納付しました。
今後5年間の公民権停止となるということです。
記者会見で平田町長は、動機を明かしました。
藤崎町 平田博幸 町長
特定候補者に投票呼び掛けメールを送信した理由について
「自分でできる範囲で、少しでも有権者に私の思いを伝えたいということで、メール配信をした。一斉配信の仕方も分からず、一人一人に文書を自分で打ち込んで、例えばリンゴ農家でしたら、『毎日暑い中のリンゴ作業ご苦労様です。今回は非常に自民党が厳しい選挙になっています。国政を安定させるために何とか滝沢さん、あるいは比例区は…』ということで(送った)」
そして、参院選の1か月後から町長や町職員への事情聴取が行われる事態を引き起こしたのは、自身の法律に対する知識不足だったと釈明しました。
藤崎町 平田博幸 町長
「書類をすべて見なくてですね。書いてあるんです。違反と。この間、検事から見せてもらって初めて書いていると…。その辺は猛省しています。勉強不足と確認不足でこうなったということは、議員の皆さんにも、もちろん職員の皆さんにも、そして全ての町民に深くお詫びをするしかありません」
終始、マスク姿の平田町長。
約1時間の会見途中、マスクを外してのどを潤したあと、今後について、こう語りました。
藤崎町 平田博幸 町長
Q.25日以降、平田町長は何をやるか?
「普通の町民になって、リンゴづくりに励みます」
Q.農家に戻る?
「農家に戻るというよりも、町長をやりながらリンゴもちゃんとやっていますので…」
平田町長の辞職表明を受けた町民の反応は…。
藤崎町民
「残念ですよね。やってることがいっぱい。いろいろやってくれていたから…」
藤崎町民
「藤崎町民としてめぐせえ(恥ずかしい)。もっと早くやめなければまいね(だめだ)と思っていた。やめるのはいいけれども、次の藤崎町の町長に誰がなるのか…。なかなか人材がいない」












