鯵ヶ沢警察署は、青森県内に住む20代男性が今年9月、SNSを通じ副業の手数料名目で現金180万円をだまし取られる特殊詐欺被害にあったと発表しました。

鯵ヶ沢警察署によりますと2025年9月、青森県内に住む20代男性がスマホで副業を検索していたところ、
「サイト内で商品を仕入れて販売する仕事」を紹介するサイトを見つけ、LINEアカウントを友だち登録しました。

その後、紹介された別アカウントから
「給料を入れるために、ネット銀行に口座を開設してほしい」
「副業の手数料が必要になるので、消費者金融から限度額までお金を借りて、振り込んでほしい」
「借りたお金は後で返還する」
などと言われた男性は、副業開始のために必要な手続であると思い、相手とスマホを画面共有し、大手金融機関に口座を開設。

その後、指示された通り、消費者金融に借り入れした現金計180万円を、暗号資産交換業者bitFlyerの顧客用口座に振り込みました。
しかし、その後相手と連絡が取れなくなり、振り込んだ現金がいつの間にか暗号資産イーサリアムに交換された上、知らない暗号資産アドレスに送信されていることが分かり、詐欺の被害に気がついたということです。


警察によりますと、SNSなどを通じて副業斡旋し、手続費用名目で金をだまし取る詐欺事件が発生しています。
一度要求に応じると繰り返し金銭を要求され、エスカレートしていくため、警察が注意を呼びかけています。