三沢警察署は、青森県内に住む30代男性が、警察官や検察官を名乗る男などから
現金99万円をだましとられる特殊詐欺被害にあったと発表しました。
警察によりますと今月18日、青森県内に住む30代男性のスマートフォンに京都府警伏見警察署の警察官を名乗る男から電話があり、
「 逮捕した容疑者があなたのキャッシュカードを使ってマネーロンダリングをしていた。京都まで来れないと思うので、LINEでやり取りさせてほしい」
などと言われました。
その後LINEのIDを教え、ビデオ通話にでたところ、ワイシャツ姿の男が現れ、警察手帳を見せられるなどした後、LINEメッセージで逮捕状等の画像が送られてきたということです。
さらにワイシャツ姿の男や電話を代わった担当検事を名乗る男から、LINEの音声通話で、
「今後、あなたが逮捕される可能性がある」
「犯罪資金でないことを証明するため口座のお金を調べる」
「調べたお金は戻ってくるので、100万円を振り込んでほしい」
などと言われた男性は、ATMで地方銀行の個人名義口座に現金99万円を振り込みました。
振り込んだ後、男性が職場の上司に相談したところ、詐欺を指摘され、被害に気づいたということです。
警察が詐欺事件として捜査するとともに、注意を呼びかけています。












