この週末に積雪が急増した青森県内では、雪の重みで建物が倒壊する被害が相次いでいます。また鉄道の乱れも続いていて3連休の最終日を直撃しています。

県内はこの週末、津軽を中心に大雪となり、23日に弘前市では観測史上最大の160cmを観測したほか、青森市では今シーズン最大の150cmに達しました。

この雪の重みで各地で建物の倒壊が相次いでいます。

※倉島彩能記者
「青森市中央1丁目です。屋根の一部が落ち、内部の様子が見てとれます。屋根には50cmほどの雪が積もっています」

倒壊したのは青森市役所近くの事業所で現在は倉庫などとして利用していました。

また浪岡地区でも倉庫が崩れる被害が確認されました。
所有者によりますと当時、屋根には1m50cm程の雪が積もっていたということです。

いずれもけが人はいませんでした。

県内では2月21日までに住宅などの被害が390件確認されています。

一方、3連休の最終日、鉄道では乱れが続いてます。JR奥羽本線ではポイントが切り替わらず上下2本が運休。五能線では除雪作業が難航し、上下合わせて12本が運休しました。

気象台によりますと県内は大雪の峠は越え、25日以降気温の高い日が続く見込みで雪どけによるなだれなどに注意が必要です。