青森市で9日未明、除雪作業中に屋根から落ちた雪に巻き込まれたとみられる女性が見つかり、死亡が確認されました。県内でこの冬、除雪に伴う事故で死亡した人は6人になりました。

須崎 蓮 記者
「50代の女性は小屋の屋根から落ちてきた雪に埋もれた状態で見つかったということです」

9日午前1時半ごろ、青森市花園1丁目でパート従業員・山田祐佳子さん(51)が自宅の敷地で雪に埋もれているのが見つかり、意識不明の状態で病院へ運ばれ、死亡が確認されました。

警察によりますと、山田さんは8日夜、1人で除雪をしていた時に屋根から落ちた雪に巻き込まれたと見られています。屋根には90cmほどの雪が積もっていたということです。

県によりますと、2024年12月~2025年1月9日午前9時までに雪害で死亡した人は6人で、けがをした人は92人にのぼっています。

死者・負傷者をあわせた98人のうち93人が屋根の雪下ろしなどの除雪作業中でした。

津軽地方では9日の日中、安全面に気をつけながら屋根に積もった雪を下ろす人の姿も見られました。

屋根の雪をおろす人は
Q.屋根に傾斜があれば怖い?
「夢中になってしまえば(足元を)見ないから」

Q.今年の雪は重い?
「1回雨が降ったから。あす(10日)は大雪の予報だから大変だ」

県は、屋根雪をおろす場合は、複数人で命綱をつけるなどして作業をするよう呼びかけています。