豪雪による渋滞などで、普段よりガソリンの消費が増えている青森県内に追い打ちです。政府の補助金の段階的な縮小で、年末に大幅上昇したレギュラーガソリン価格は、県内で1リットル平均177円となる中、来週からは、さらに5円ほど上がる見込みです。
資源エネルギー庁によりますと、「仕事はじめ」となった1月6日時点の県内のレギュラーガソリン、1リットル当たりの平均価格は177円でした。前の週からの0.2円の上昇で2024年12月の補助金が縮小する前と比べると5.6円の値上がりです。
最需要期の灯油も店頭価格1リットル119円、配達価格では123.5円と高止まりしています。
大幅上昇の背景には、政府が2024年12月19日、それまで投入してきた補助金を一気に5円縮小したためで、県内でも“駆け込み給油”が相次ぎました。
それからガソリンや灯油価格は高止まりが続いてますが、政府は来週16日から補助をさらに5円縮小するため、小売り価格は歴史的な水準に達すると見られています。
いまの時期は除雪用の車両に使う人もいて、大きな痛手となります。
重機で除雪する人は
「厳しい。トラックや重機をフル稼働しているため、値段を見てびっくりしています」
除雪機を使う人は
「除雪用の(ガソリンは)20リットル缶すぐですよ。2~3日すれば、また満タンにしないと、車のガソリンより除雪用のガソリンの方が大変」
ドライバーは
「雪で結構渋滞になっていて、ガソリンがくっているので困っている。通勤は遠いので車は使うしかない」
豪雪による渋滞などで普段よりガソリンの消費が増えているほか、真冬に欠かせない灯油の消費も増える県内にさらなる追い打ちとなりそうです。