青森県の大鰐温泉スキー場。雪不足の影響で営業が限定的だった昨シーズンと比べ今シーズンは順調に営業し、賑わいを見せています。一方で豪雪は思わぬ影響をもたらしています。
大鰐温泉スキー場は、今シーズンの営業を始めて2週間あまりとなりました。
市川麻耶 キャスター
「ことしは雪に恵まれ、いまは80センチの積雪があり、多くのスキー客でにぎわっています」
スキー客は
「去年とは違って雪が多いし、毎年滑っていてことしは一番いい。休みの日は毎日来ています」
「去年より雪がよく、多いのでとても滑りやすくて、やっぱり冬は雪がないとだめだなと思います。除雪は大変ですけれども」
積雪は十分ありますが、記憶に新しいのは2024年の雪不足です。
浅水友輝 記者(2024年1月5日取材時)
「大鰐温泉スキー場に来ています。斜面にはほとんど雪が積もっておらず、芝生が見えていて今シーズンの営業はまだ始まっていません」
昨シーズンは雪不足の影響で、営業日数は半減し、スキー大会も一度も開催できませんでした。災害級の豪雪は積雪を増やした一方、スキー場にとっても“悩みの種”となります。
大鰐温泉スキー場 渡邊時則 支配人
「1月1日のお正月は積雪が30cm降りまして、現場に到着するまでにかなり時間がかかり、この日は予定を1時間半ほど遅らせてリフトを運行しました。スキー場としてはありがたいですけれども、ドカ雪は勘弁してほしいと思います」
スキー場でも「除雪」や「圧雪」など安全に楽しめる環境を整えながら営業を続けています。
大鰐温泉スキー場 渡邊時則 支配人
「県中学校・高等学校スキー大会を皮切りに2月中旬には、全日本学生スキー選手権大会がありますので、しっかりと圧雪して3月9日(日)までもつように努力してまいりたい」
今シーズン、スキー場は3月上旬までの営業で3万3000人の来場者を見込んでいます。