「海のダイヤ」とも称される太平洋クロマグロの来年度の漁獲枠案が発表されました。青森県に割り当てられた大型魚の当初配分枠は3割増え、全国で最も多い680トン余りとなりました。

水産庁は、国際的な資源管理が行われているクロマグロの漁獲枠について、9日午後の意見交換会で、来年度の当初配分案を説明しました。

青森県に割り当てられた枠は、30kg以上の大型魚が今年度から3割増の685.8トンで、全国で最も多く唯一600トン台となりました。

また、30キロ未満の小型魚は2割増の340.5トンとなりました。

太平洋のクロマグロは、国際的に資源量が回復傾向にあるため、7月に日本の漁獲枠を増やすことで合意。9月には、宮下知事や大間町の漁業関係者が農林水産省の鈴木憲和副大臣に、漁獲枠の拡大を実現させるよう要望していました。

県水産振興課 種市正之 課長
「漁業関係者が待ち望んだ増枠が実現する方向になったことは、非常に喜ばしいことだと感じています。配分された漁獲枠をしっかりと資源管理して、漁獲報告義務違反が二度とないように漁業者と一丸となって取り組んでいきたい」

全国ブランドの「大間まぐろ」を扱い、県内で最も多くマグロを漁獲する『大間漁協』では、増枠案に歓迎の意向を示しています。

大間漁協 小鷹勝敏 組合長
「ありがたい。みんな枠がなければ、漁ができないから。国に対しては、感謝申し上げる。大間漁協に配分されたものから枠があれば、あったなりに(漁業者への)配分は漁協で考える」

青森県の漁獲枠は11日に正式に決定したあと、県の管理委員会が漁協ごとに割り当てることになります。

青森県の当初配分が増えるのは大型魚・小型魚ともに3年ぶりです。