パリオリンピック™のバドミントン女子で初出場の志田千陽選手(27=青森山田高校出身)は3日、松山選手との「シダマツ」ペアで女子ダブルス3位決定戦に臨み、世界ランク12位のマレーシアペアと対戦。2対0のストレート勝ちで、銅メダル獲得を果たした。オリンピックの女子ダブルスでのメダル獲得は16年リオデジャネイロオリンピックで髙橋、松友ペアが金メダルを獲得して以来2大会ぶり。

金メダルの夢がついえた前日2日の準決勝から一夜明け、志田選手のプレーに迷いはなかった。試合序盤からスマッシュや緩急をつけたショットを繰り出し5連続得点を奪う。得点を決めると爽やかな笑顔で松山選手とタッチを交わす。ミスをしても悲壮感はない。「自分たちが欲しかったメダルをしっかりとれるように思い過ぎず今日(準決勝)のリベンジだと思って(試合に)入れたらいいと思う」。志田選手は準決勝で敗れた後に自らに言い聞かせた言葉を体現した。中盤以降点差を広げ、21対11で圧倒し、このゲームをとった。

第2ゲームも試合序盤からコートを広く使って得点を重ね、粘る相手から徐々にリードを広げていく。粘って拾う。相手に連取させない。きょうのコートは「シダマツ」の舞台だった。最後まで相手を寄せ付けることなく、勝ち切った。ストレート勝ちで銅メダルを獲得した。

オリンピックの女子ダブルスでのメダル獲得は2016年のリオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得した髙橋、松友ペア以来の快挙。

「自分の殻を破って二人でしっかりメダルを持ってこれたらいいなと思います」。シャルル・ド・ゴール空港で志田選手が語った言葉は銅メダルという結果で結実した。

試合後のインタビュー(ほぼ全文)

Qメダル獲得の今の気持ちは?
志田選手
「きのう負けてしまって悔しかったけど2人でちゃんと持ち帰るものができて良かった」
松山選手
「ほっとした。メダルを持って帰れることにほっとした。きょうとにかく勝ちたかった。勝てて良かった。」

Q長いラリーもあった コートではどんな思い?
志田選手
「勝っても負けても最後だと思っていた。相手より我慢しようと思っていた」

Qどんなコミュニケーションを?
松山選手
「きょうはずっと前を向いて「次にいこう」「次にいこう」と声を掛け合いながらやった。」

Q応援している人に伝えたいメッセージは
志田選手
「本当にチームスタッフや家族の皆様、映像越しで応援していてくれる皆さん、皆さんの力があってのメダルだと思っている。本当にうれしい気持ちでいっぱい。」
松山選手
「会場にもたくさん日本の応援の方がいて日本からもたくさんメッセージをもらっていた。皆さんに勝利を届けられて良かった。」

◆志田千陽(しだ・ちはる)1997年4月29日、秋田県八郎潟町出身。青森山田中学-高校時代には女子複で日本一。高校卒業後の16年に再春館製薬所。16年に再春館製薬所に入社、160センチ。血液型はB