これから春本番を迎える青森県内ですが、早くも実りの秋に向けた発表です。田んぼに植えたイネの色づきで巨大な絵を描く青森県田舎館村の「田んぼアート」の2024年のテーマは、青森県ゆかりの人物が取り入れられます。
役場前の第1会場に制作されるデザイン画。タイトルは「神奈川沖浪裏と北里柴三郎」。右側にデザインされているのは、十和田市にある北里大学獣医学部の母体、細菌学の研究施設、「北里研究所」を設立した北里柴三郎です。
肖像画に採用された新1000円札が7月3日に発行されるため、その後に見頃を迎える田んぼアートへの話題性を高める狙いです。
そして左側は葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景」の一つ、「神奈川沖浪裏」です。
2007年に3色のイネで制作しましたが、今回は7色で北斎の劇的な構図と表現を再現します。
田舎館村 鈴木孝雄村長
「ことしの見せ場はこの浪裏がどれくらい正確にできるかということ。今は最高の技術を持って原画そのものを出てくることを期待したい」
田舎館村で田んぼアートが始まったのは1993年。「田んぼ文字」が始まりでしたが、年を追うごとに技術は進化し、絵柄も難しくなっています。
それを可能にしたのが、遠くが小さく見えてしまうことを克服する「遠近法」の採用です。
こうした技術と経験で、本物と見間違えるほどのアートが話題を呼んでいます。
そして、家族連れが多く訪れる第2会場のデザインには平川市出身の漫画家の作品「じいさんばあさん若返る」が決定しました。
田んぼアートは、6月2日に体験ツアーとして田植えをはじめ、7月中旬~8月中旬に見ごろを迎え、村では2024年に約18万人の来場を見込んでいます。












