陸上自衛隊青森駐屯地の隊員たちが「八甲田演習」を行いました。旧陸軍の部隊が遭難し199人が命を落とした事件を教訓に、氷点下の山中を踏破しました。

隊員たちが歩く様子
「イチニ…イチニ…」

「八甲田演習」に参加したのは陸上自衛隊第5普通科連隊の隊員たち約500人です。それぞれが20キロの装備を背負い、冬山の道なき道を進みます。

演習は1902年、旧陸軍・歩兵第五聯隊の199人が命を落とした遭難事件を教訓に、寒冷地での技術向上を図ろうと2024年で55回目。

当時のように急変する天気の中、隊員たちは雪中行軍のルートの一部を辿り、歩き続けます。

そして約2時間半後…。7.5キロを踏破しました。

第5普通科連隊第2中隊 太田圭1等陸士
「前が見えなくなって不安だったのですが、周りの同期や先輩と話して安心して進むことができました」

第5普通科連隊・連隊長 伊藤裕一1等陸佐
「しっかり任務遂行をやり遂げたという自信を持つとともに、寒冷地部隊としての全国の先駆けとなるプライドをしっかりと持って、そしてこれからのこの伝統を、引き継いでもらいたい」

銅像茶屋に到着した隊員たちは、雪中行軍の犠牲者を偲ぶ像の前で敬礼をして、祈りを捧げました。