岩手県北上市で車両を活用した遠隔診療の本格運用が25日に始まります。診療所のない全ての地区をカバーすることで地域医療の役割を果たします。
本格運用に先立ち24日は北上市内で出発式が行われ、市や医師の代表者らがテープカットをして事業の開始を祝いました。看護師と医療機器を乗せた車が患者の自宅を訪れ、医師がオンラインで診察する「モバイルクリニック」は、北上市がおととし11月から実証実験を進め、利用者の9割近くが「対面の診療と同等」と評価したことから本格運用を決めました。平日の通院が困難で、病状が落ち着いている住民を対象に脳神経外科・内科・皮膚科など市内8つの医療機関で受診することができ、薬の処方もできます。市内16地区のうち診療所のない8地区を回る予定です。
(北上済生会病院 一戸貞文院長)
「メディカルスタッフそのものが足りなくなってきている。それを踏まえて医療の質を維持していくことが可能になる」
住民側にとっては医療へのアクセス向上に、医師不足の病院側にとっては負担の軽減につながることから、地域医療の新たな取り組みとして注目を集めそうです。
注目の記事
「ハラミ」はいつから主役級? 人気の裏に焼肉店の苦労…プロ直伝・お家焼肉のコツを紹介【Nスタ解説】

「赤ちゃんにはなるべくあなたの母乳を」牛乳パックの“広告”に賛否 50年続く表現めぐりSNSで様々な意見

「市民に信を問う」“学歴詐称”疑惑で不信任決議を受けた静岡・伊東市の田久保市長、議会解散を選択 「伊東市がどうなっても関係ない」市民からは怒りの声【news23】

【画像閲覧注意】大量発生の“毛虫”『アメリカシロヒトリ』とは? 青森県八戸市の公園や学校に“うじゃうじゃ”と… 約3年周期で大量発生? 駆除業者は記録的猛暑など影響の可能性指摘「全滅は不可能に近い」

【最新】女子中学生をはねとばした”危険運転” 事故から2週間...中学生は未だ意識不明 逮捕の男は”停車した車”を追い抜き中学生をはねる…「危険運転」とは何か、ドライバーが共有するべきリスクとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」
