アメリカの歌手・マドンナさんのコンサートが予定より2時間あまり遅れたことで損害を被ったなどとして、ファン2人がマドンナさんらに賠償を求める訴えを起こしました。

アメリカの連邦地裁に提出された訴状によりますと、ニューヨーク市内で去年12月に開かれたマドンナさんの3回のコンサートは、午後8時半から始まるべきところ、いずれも2時間以上遅れて開演。

このため、ほとんどの観客が翌日の午前1時以降に会場を出なくてはならなくなり、余分な交通費を払ったほか、睡眠不足の状態で翌日の仕事や家事に取り組むはめになったとしています。

訴えたのは観客の2人で、マドンナさんは長年、コンサートへの遅刻を繰り返していて、今回も開始時間が大幅に遅れると観客に伝えることを怠ったとして、マドンナさんや会場などに損害賠償を求めています。

アメリカメディアによりますと、マドンナさんは2019年にもコンサートの開始が遅れたとして観客から訴えられましたが、すぐに取り下げられています。

今回の件に関して、いまのところ、マドンナさん側からコメントは出ていません。