九州電力は、佐賀県玄海町の玄海原発4号機の発電を13日から再開しました。
夏場の電力不足を回避するため、定期検査を前倒ししています。
九州電力は13日午前3時に、佐賀県の玄海原発4号機の発電を再開しました。夏場の厳しい電力需給に対応するため、9月21日までの予定だった定期検査の作業を前倒ししたものです。徐々に出力を上げ、来月上旬には通常運転となります。
玄海原発4号機の出力は118万kWで、九州電力によりますと1か月運転すれば約350万世帯が1か月使用する電力をカバーできるということです。
ただ、原子力規制委員会から求められているテロ対策施設の設置工事は来年2月ごろまでかかる見通しで、設置期限前日の9月12日に再び停止するとしています。
九州電力は「玄海原発4号機の発電が再開しても、夏の電力不足の状況は続く」として、できる限りの節電を呼びかけています。
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