南太平洋の島国・ナウル共和国が台湾と断交し、中国との国交樹立を目指すと発表しました。
ナウル政府は15日、声明で「国と国民の最善の利益を鑑み、中国との外交関係の再開を目指す」と発表。「台湾を中国の不可侵な領土の一部として認識する」とし、「台湾との『外交関係』を解消する」と表明しました。
ナウルは2002年に中国と国交を樹立しましたが、2005年に断交し、台湾と外交関係を樹立していました。
また、ナウルから断交の通告を受けた台湾側も断交を発表。次のように主張して、中国の外交的圧力があったと非難しました。
台湾外交部 政務次長
「中国はナウルの要人に積極的に接触し、経済援助を利用してナウルの外交を転換させていた」
一方、中国外務省はナウルの決定を「称賛し、歓迎する」としました。
中国外務省 毛寧 報道官
「中国は、ナウルと『一つの中国』という原則をベースに両国関係の新しい1ページを開きたい」
中国の圧力により台湾と外交関係を持つ国は年々減っていて、去年も中米のホンジュラスが外交関係を解消しています。
今回のナウルの決定により、台湾と外交関係がある国は12か国に減少することになります。
台湾では13日に総統選挙が行われ、中国に厳しい姿勢の民進党・頼清徳氏が当選したばかりですが、早々に断交宣言を突き付けられ出鼻をくじかれた形です。
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