北海道標茶町の牧場で、乳牛1頭が死んでいるのが見つかり、町は2019年から牛を何度も襲っているクマの可能性があるとみて、警戒を呼びかけています。

 乳牛が死んでいるのが見つかったのは、標茶町茶安別地区にある牧場で、11日午前6時半ごろ、牧場の経営者が見つけました。
 発見場所は牛舎から、約300メートル離れた場所でした。
 乳牛は横腹を破られ、内臓はすべて食べ尽くされていたということです。

 標茶町では1日にも、町内の他の牧場で、牛3頭がクマに襲われる被害があったことから、標茶町は2019年から町内や厚岸町で何度も牛を襲ってきた大型のクマ、通称「OSO18」による被害の可能性があるとみて、警戒を呼びかけています。
 町は、複数箇所にカメラを設置し、ハンターの見回りを強化しています。

クマの足跡(牧場提供)

 

乳牛を何度も襲って来た「OSO18」(標茶町提供・去年)

 7月12日(火)午後9時20分配信