■第102回全国高校サッカー選手権・準決勝 近江 3ー1 堀越(6日・国立競技場)

準決勝2試合目は近江(滋賀)が堀越(東京A)を3ー1で下し、初の決勝進出を果たした。滋賀県勢としては、05年度大会に初優勝した野洲以来18年ぶりのファイナル進出。決勝(8日)は2年ぶり4度目の優勝を狙う青森山田(青森)と対戦する。

準決勝から戦いの舞台を国立競技場に移し、試合時間は80分から90分に。初のベスト4進出を果たしたチーム同士の対戦となった。

4日の準々決勝で強豪・神村学園(鹿児島)を大逆転で制した近江は、勢いそのままにこの日は前半から3得点と怒涛のゴールラッシュ。前半12分、中央付近から山門立侑(3年)がドリブルで一気に前線に向かうと、右サイドに走った鵜戸瑛士(3年)が、最後は角度のないコースを見事に決めて先制ゴールを奪った。前試合で2得点の鵜戸は2戦連発。

直後の14分は、ペナルティーエリアでの連続攻撃からこぼれた球を山門が押し込み、早くも2点目を奪った。

さらに22分には、小気味よいドリブルと縦パスで敵陣に攻め込んでいき、最後はゴール前のこぼれ球をキャプテン・金山耀太(3年)がゴール左に決め、3-0と試合の主導権を握った。前半は近江がシュート11本、堀越は0本と流れは近江のまま後半へ。

後半は序盤相手に攻め込まれたが決定機を与えず。堀越はエース・中村健太(3年)がミドルシュートを放つなど、反撃をみせるがネットを揺らせず無得点が続いた。

近江は良い流れを崩さず、13分に小山真尋(3年)の強烈なシュート、19分には山門もミドルでゴールを狙い攻撃の手を緩めず。後半34分には堀越の攻めからゴール前で押し込まれそうになるも、運動量の多いディフェンスでゴールを死守。終盤も精巧なパス回しから攻撃のチャンスを作り、攻め込まれても早めに芽を摘んで素早い切り返しを見せるなど、安定したプレーが光った。アディショナルタイム(2分)では、相手にPKを与えてしまい、主将の中村に決められて1点を奪われたが、3-1で勝利をつかんだ。

選手権3度目の出場となった近江は、2回戦で日大藤沢(神奈川)、3回戦で夏のインターハイ王者・明秀日立(茨城)をそれぞれPK戦の接戦で勝ち上がった。準々決勝(神村学園戦)では1点ビハインドから残り15分で逆転勝利を飾り4強入り。準決勝は激戦の東京を勝ち上がってきた堀越に快勝し、初の決勝進出を果たした。

【近江・今大会の戦績】
2回戦 1-1(PK4-3)vs 日大藤沢(神奈川)
3回戦 1-1(PK4-2)vs 明秀日立(茨城)
準々決勝 4-3 vs 神村学園(鹿児島)
準決勝 3-1 vs 堀越(東京A)

※写真は近江・鵜戸瑛士選手(3年) ※準々決勝時