積雪が少なくなり市民の雪片付けは楽にはなる一方で、雪不足に悩んでいるのがスキー場です。青森県・大鰐町のスキー場では1月中旬に県内の中学と高校生の大会を予定していましたが、開催地の変更が決まりました。大会の開催は選手の宿泊など町の経済にも大きな影響があり関係者からは心配の声が上がっています。

浅水友輝記者
「大鰐温泉スキー場にきています。斜面にほとんど雪が積もっておらず、芝生も見えていて、今シーズンの営業を始めていません」

いつもの年であれば1日平均で400人を超える利用客でにぎわう大鰐温泉スキー場。5日の積雪は平均で5cmと、いつもの年の10分の1程度となっていました。当初、ゲレンデの営業開始は12月16日を予定していましたが、これまでに一度も滑走可能にはなっていません。

大鰐温泉スキー場・渡邊時則支配人
「本当に宿泊のキャンセルとかレンタルも予約いっぱい入っていましたが、営業できなくてお客様にはご迷惑かけています」

雪不足の影響は、深刻さを増しています。大鰐温泉スキー場では、1月11日から県内の中学と高校生のスキー大会の開催が予定していましたが、岩木山と八甲田に会場が変更となりました。

大鰐温泉スキー場・渡邊時則支配人
「大鰐は昔からスキー競技のメッカ(聖地)として栄えてきましたので競技力向上のためには大鰐の公認コースで大会を開催したい」

雪不足は、宿泊施設にとっても大きな懸念材料です。ゲレンデの頂上にある青森ワイナリーホテルでは、1月23日から28日まで行われる東北大会でのべ600人から700人の予約が入っています。ただ、現在のゲレンデの状況が続くと、キャンセルとなる恐れがあります。

青森ワイナリーホテル・藤田賀津彦総支配人
「コロナが明けて今年はスキー大会があってインバウンド需要もという中での雪不足。ショックは受けている」
スキー場の雪不足が続くと利用客だけではなく、観光・宿泊業界までにも大きな影響が広がっていくことになります。

今シーズン、雪不足に見舞われている青森県内のスキー場。現在、8つの施設が滑走できなくなっていて、滑走できる施設も一部制限がある状況です。

まず、青森県内で4日現在、滑走が可能なスキー場です。通常営業しているのは青森市の八甲田国際と弘前市の岩木山百沢、東北町のみどりの大地とロマンの森公園の3か所だけです。滑走可能なコースや時間帯を一部制限しながら営業しているのは鰺ヶ沢町の青森スプリングスキーリゾートや青森市のモヤヒルズなど4か所です。

続いて、現在滑走できないスキー場です。さきほど紹介した大鰐温泉に加えて、弘前市のそうまロマントピアやむつ市の釜臥山などあわせて8か所にのぼります。担当者はここまでの雪不足は近年なく、雪が積もって整備でき次第すぐにでもオープンしたいと話しています。











