■第32回全日本高等学校女子サッカー選手権大会・準決勝(5日、ノエビアスタジアム神戸)

準決勝が2試合行われ、連覇を狙う藤枝順心(静岡)と7年ぶりの優勝を目指す十文字(東京)が決勝進出を果たした。決勝は2年連続で同一カードとなった。

2年連続7度目の頂点を狙う藤枝順心は初の決勝進出を目指す大阪学芸(大阪)と対戦。終盤まで拮抗した展開が続いたが、0-0で迎えた後半アディショナルタイムで藤原凛音(2年)が劇的ゴールを決め1-0で勝利。今大会ここまで3試合で13得点と圧倒的な攻撃力を見せた藤枝順心は、今大会3試合無失点の大阪学芸の固い守備を崩せずに苦しんだが、最後は準々決勝(神村学園戦)に続き終了間際の得点で勝負を決めた。

昨年準優勝の十文字は、初のベスト4進出を果たした柳ヶ浦と対戦。前半25分、十文字の6番・受川琴未(3年)のクロスに13番・福島茉莉花(2年)が素早く反応し、先制点を決めた。前半29分には、8番・安西愛(3年)が柳ヶ浦のハンドによるPKで追加点。そのまま逃げ切り、2大会連続で決勝進出を決めた。

柳ヶ浦は十文字のディフェンスをなかなか崩せず、無失点での準決勝敗退となったが、第25回大会でのベスト8を上回るベスト4入りを果たした。

【準決勝結果】
十文字(東京)2‐0 柳ヶ浦(大分)
藤枝順心(静岡)1-0 大阪学芸(大阪)

【決勝の組み合わせ】
■1月7日(12:00 ノエビアスタジアム神戸)
藤枝順心(静岡)-十文字(東京)