■第32回全日本高等学校女子サッカー選手権大会(3日、三木総合防災公園陸上競技場 他)

新年を迎えて3日、2024年、最初の試合となる準々決勝4試合が行われた。大会連覇を目指す藤枝順心(東海1位/静岡)は今大会2試合で12得点と圧倒的な攻撃力。しかし、2年前の優勝校でここまで2試合無失点の神村学園(九州2/鹿児島)のディフェンスをなかなか崩せなかった。

0対0で迎えた試合終了間際、ペナルティエリア内で神村学園がファウル。PKのチャンスをつかむと下吉優衣(3年)がゴール左上に落ち着いて決めた。藤枝順心は苦しみながらもベスト4進出。

7年ぶりの優勝を狙う十文字(関東2/東京)は立ち上がり、前半3分にキャプテンの三宅万尋(3年)が先制ゴール。さらに前半9分には安西愛(3年)と早い時間帯にゴールを奪い、逃げ切り勝ちで準決勝に駒を進めた。

大阪学芸高校(関西1/大阪)は北川愛唯(3年)の2試合連続ゴール、菊川裕衣(3年)の今大会初ゴールでAICJ高校(中国2/広島)に2対0、3試合連続無失点でベスト4、準決勝では連覇を狙う藤枝順心との対戦となった。

【準々決勝結果】
藤枝順心(静岡)1-0 神村学園(鹿児島)     
大阪学芸(大阪)2-0 AICJ(広島)
十文字(東京)3-1 暁星国際(千葉)
柳ヶ浦(大分)1-1 修徳(東京)
      (5PK3)
【準決勝の組み合わせ】
■1月5日
藤枝順心(静岡)-大阪学芸(大阪)
十文字(東京)‐柳ヶ浦(大分)