高知県内で2022年度、障がい者への虐待の事実が24件認められたことが分かりました。

県によりますと、昨年度、県や市町村に寄せられた障がい者虐待についての相談・通報・届け出は合わせて54件で、このうち24件については虐待の事実が認められたということです。

このうち家族などの「養護者」が虐待していたケースは17件で、発生要因の内訳は「虐待と認識していない」が8件、「虐待者の介護疲れ」と「虐待者の知識や情報の不足」が5件などとなっています。

また、障がい者福祉施設の従事者などが虐待していたケースは7件で、県はすでに文書による改善指導や立ち入り調査を行っているほか今後も改善に向けた指導を継続していくということです。