■テニス・ブリスベン国際(日本時間1日、オーストラリア・ブリスベン/ハードコート)

元世界ランク1位の大坂なおみ(26)が出産を経て1年3か月ぶりに復帰。女子テニスツアーの24年シーズン初戦「ブリスベン国際」にワイルドカード(主催者推薦)で出場。初戦の1回戦でドイツのタマラ・コルパチュ(28)を2-0で下し、白星スタートを切った。

22年9月の「東レ・パン パシフィック オープンテニス」以来の試合となった大坂は、第1セットは第1ゲームであっさりブレイクを奪うと、お互いにキープが続き最後はブレイクで6-3。

第2ゲームは序盤に共にブレイクでスタートすると、大坂は強烈なフォアで揺さぶるなどで攻めるもミスも重なりシーソーゲームが続いた。第8ゲームでブレイクを奪い勝利まであと1ゲームとしたが、相手も粘り第9、第10ゲームを落とし5-5。しかし、落ち着いて第11ゲームをキープすると最後はタイブレークに持ち込まれ、苦しみながらも2セット連取し復帰戦を白星で飾った。

2回戦は元世界ランク1位のカロリナ・プリスコバ(31・チェコ)と対戦する。

大坂は21年9月、全米オープン3回戦で敗退後、無期限の休養を宣言。22年の1月には4か月ぶりに復帰したが、各大会優勝には届かず。世界ランクも徐々に落とし、同9月の東レ以降、競技からは離れていた。その後、23年1月に妊娠を公表し7月に出産。12月には24年からツアーに復帰することが発表された。過去2度優勝している全豪オープン(14日~メルボルン)にも出場を予定している。