長崎県が佐世保市に誘致を目指している『カジノを含む統合型リゾート=IR』について国は「資金調達の確実性を裏付ける根拠が十分であるとは言い難い」ことなどから認定しないことを決めました。

長崎県佐世保市のハウステンボスにIR誘致を目指している県は去年4月に国に区域整備計画を提出。
その後、資金調達先の一つで金融大手の「クレディ・スイス」が、経営難から同じスイスの「UBS」に買収される事態となりました。
この影響があったかについては分かっていませんが、大阪の整備計画は認定されたものの長崎については継続審査となっていました。
理由について国は──
・資金調達の確実性を裏付ける根拠が十分であるとは言い難いこと
・カジノ事業の収益の活用によるIR事業の継続的な実施、カジノの有害な影響の排除に関する措置の適切な実施を裏付ける根拠が十分であるとは言い難いことを挙げています。

長崎のIRは4,383億円の資金を調達し、ハウステンボスの敷地およそ32ヘクタールに整備する計画で年間840万人の来訪を見込んでいました。