大晦日・元日 西日本や東日本は15℃以上の予想

今週の厳しい寒さから一転、年末年始は全国的に「かなりの高温」になるとの予想が出ています。10日間予報の範囲に大晦日や元日が予報範囲へと入ってきました。

気象庁は21日午後、沖縄地方を除く全国各地に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。

元日(1月1日)の予想最高気温
 18℃ 鹿児島
 17℃ 高知
 16℃ 福岡
 15℃ 広島・大阪・東京

平年に比べてかなり高い気温が予想されています。

「高温に関する早期天候情報発表」
 北海道、東北、関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州北部(山口含む)、九州南部・奄美

全国的に、12月28日頃からの5日間は寒気の影響を受けにくくなるため、平年に比べて「かなりの高温」になると予想されるためです。

この「早期天候情報」は、その時期としては “10年に一度レベル”しか起きないような著しい低温や高温、降雪量となる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかけるために出される情報です。その現象が予想される6日前までに発表されます。

気象庁は“10年に一度レベル”で起こる高温を「かなり高い」として表現します。それぞれの地方ごとの気温が「かなり高い」と表現する基準は、5日間平均気温との平年差が以下のような場合です。

各地方の「かなり高い」の基準
 北海道 +2.3℃以上
 東北  +1.9℃以上 
 関東甲信+1.8℃以上
 北陸 +2.3℃以上
 東海  +2.0℃以上
 近畿  +2.1℃以上
 中国  +2.1℃以上
 四国  +2.2℃以上
 九州北部(山口含む)
+2.3℃以上
 九州南部・奄美
+2.5℃以上

「早期天候情報」が発表されるのは、5日間の「平均気温」や「降雪量」(6~14日先)が、「かなり高い(低い)」「大雪」となる確率が30%以上と見込まれる場合です。本来なら“10年に一度程度”の頻度しか起こらないものが「30%以上」の確率で起こると予想されるため、通常よりも3倍以上「かなり高い」状況が現れやすいと見込まれていることを意味しています。