安倍派、二階派への強制捜査を受けて、岸田政権への影響や今後の対応について、国会記者会館から官邸キャップの川西記者です。
安倍派は現在、分裂含みで、それはそれで深刻なのですが、二階派の事務所にも強制捜査が入ったことで安倍派と二階派の待遇の違いが注目される事態となっています。
岸田総理は二階派の2閣僚を続投させると明言したわけですが、党内からは「ギャグなのかと思った」などの声が上がっているほか、検察を所管する法務大臣に二階派の小泉龍司氏が就いていることも疑問視されていて、岸田総理のさらなる説明が求められている状況です。
こうした中で、岸田総理はきょう午後、麻生副総裁、茂木幹事長と意見交換しました。岸田総理は政治改革に関する新たな枠組みを立ち上げることを検討すると表明していて、こうした件も話題にのぼった可能性があります。
来年1月の通常国会までに一定の結論を出したいとはしているものの、総理周辺は「捜査の広がりが見通せない以上、下手に動けない」と話しているほか、政治資金規正法の改正をめぐっても「同じ穴のむじなとみられたくない」とまで発言している公明党側と自民党には温度差があります。
再発防止に向けた動きがどのくらいのスピード感を持って進むのか、まだ見通せません。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









