中国の北京市郊外で14日夜に起きた地下鉄事故では、乗客ら500人以上が病院に運ばれ、地元当局はこのうち102人が骨折していたと発表しました。

この事故は現地時間14日午後7時前、北京市郊外の地下鉄昌平線で起きたもので、北京市の交通当局の発表によりますと、雪で通信システムに異常があり、前を走行していた列車が緊急停止したところ、後ろから来た列車が衝突したということです。

後ろの列車は下り坂を走っていて、雪のためブレーキがききにくい状況だったとみられています。

衝突の衝撃で前の列車は車両が連結部で切り離され、停止しました。

この事故により、乗客ら515人が病院に運ばれ、うち102人が骨折していたということです。

事故を起こした列車は、夕方のラッシュのため、かなり混雑していました。

当局は調査チームを立ち上げ、事故の原因を調べています。