青森県五所川原市の津軽金山焼で、これまで使われてきた窯に代わる新たな薪窯が完成しました。高温によって深みのある独特のふう合いが特長の津軽金山焼。その伝統をつないでいます。
五所川原市の「津軽金山焼」に新しく作られた薪窯では、器の数々が灼熱の炎で焼き締められていました。「津軽金山焼」は周辺の良質な粘土を使用して、薪窯の高温によって深みのある独特のふう合いが特長です。
津軽金山焼 松宮亮二窯元
「金山焼は、1350℃という高い温度にするので、よっぽど窯の燃焼効率が良くないと出ない温度」
その焼き物を作り出す5つの薪窯のうち、約12年にわたって作品を生み続けてきた窯が役目を終えて解体。11月30日、窯が5つ連なる幅2.7メートル、長さ10メートルの「5連登り窯」が新たに完成しました。12月2日には初めての火入れ。2500点の作品が入った窯の水分が蒸発して表面からは湯気が上がります。
窯に湿気があると水蒸気になる際の膨張エネルギーによって作品が割れてしまうほか、窯自体が壊れてしまうことにもつながるため、少しずつ温度を上げていきます。そしてひとつの窯が焚き終わるごとに作品に表情を与えるために炭が入れられます。
窯には6日間昼夜絶やすことなく火が入れられたあと、温度が下がるのを待ちます。火入れから12日。焼き締められた作品が今日14日に取り出されました。
津軽金山焼 野呂理沙子さん
「初窯はレンガ自体が焼けていないのでレンガの方に燃えるエネルギーが取られて焼物は明るめの物が多いが今までに無いくらい頑丈に造ったのでそれが焼物の色があずき色ですごくきれいな色に仕上がったと思います」
あらたな薪窯が津軽金山焼の伝統をつないでいきます。
津軽金山焼の新窯展は明日15日から津軽金山焼のギャラリー和土で展示販売されます。














