重度の障害があり、「好きなところへなかなか出掛けられない子どもたちに星空を届けよう」という取り組みです。岡山市北区のデイサービス施設で「出張プラネタリウム」が行われました。

天井に映し出された満天の星。子どもたちとその家族、17人が見上げます。重度の障害がある人を対象としたデイサービス施設、「すくすくyell(エール)」で行われた出張プラネタリウムです。

利用者の保護者から「子どもに星空を見せたい」と相談を持ちかけられて企画したといいます。

(エール 平田晶奈社長)
「なかなか、子どもたちが普段できない経験が、ここでできるような場になっていけばいいなと」

参加した子どもたちは、初めてのプラネタリウムの映像にじっと見入っていました。

(参加した保護者)
「この子が生まれた時に星空を見せてあげたくて、それから7年経って、この小さな空間で、障害の有無に関わらずみんなとこの思いを共有できたことが率直にうれしいです」

この出張プラネタリウムは誰でも来場可能で、12月18日まで岡山市北区田中の「すくすくyell」1日2回上映されます。