過去の映像から岩手の魅力を再発見する「ホレホレアーカイブ」。1978年、盛岡市の繁華街にあった噴水の底からあるものが出てきたニュースです。

1978年5月の映像です。このころ盛岡市大通商店街の菓子店前にある石川啄木の銅像の周りには噴水が設置されていました。
「愛の噴水」と名付けられた噴水はこの前の年に菓子店が設置したもので、夜になると色とりどりのネオンが輝き若者の待ち合わせの場所としても人気のスポットでした。
この日は噴水の大掃除。水を止め、金属性の枠を取り外すと噴水の底はビッシリと小銭で埋め尽くされていました。
イタリアの「トレビの泉」になぞらえたのか、通りがかりの人たちがこの噴水にお金を投げ入れたのが貯まったのです。
道ゆく人たちも興味津々。この菓子店の店員と県や市の職員が掃除をしながらお金を集めたところ、集まった硬貨は総額2万円を超えたということです。