イチゴの価格の上昇もあいまってクリスマスの主役『ケーキ』にも変化が出てます。そこには新たな文化と価格の2つの側面がありました。
創業58年青森市のマミー洋菓子店です。これからクリスマスに向けてまさに書き入れ時となります。
市川麻耶キャスター
「クリスマスと言えばホールケーキのイメージが強いですが、近年その定番が変わってきているようです」
この店でクリスマスシーズンに売れるホールケーキは30年前は約1300個でしたが、今は500個ほど。そこには、ある理由がありました。
マミー洋菓子店 三浦鉄弥店主
「ホールよりカットケーキをバラで買っていくお客さんが多くていろんな種類をみんなでシェアして食べるというスタイルが多く見られます」
近年、シェアリングする文化が広がり、かつて注文の9割ほどを占めていたホールケーキの割合はカットケーキと半々になりました。ただ、その要因に「値上がり」も否めません。
マミー洋菓子店 三浦鉄弥店主
「嗜好品の分なかなかみんな我慢しちゃうところもあるのかなあという気はします」
イチゴに加え小麦などの原材料や輸送費の上昇で、こちらの店ではホールケーキの100円値上げを決めました。
マミー洋菓子店 三浦鉄弥店主
「全部のものが値上がりしているので、さすがにうちもちょっと値上げしてるんですけど、極端には上げられないのでぎりぎりのところでやっています」
4年ぶりに迎えたコロナ禍の制限がないクリスマス。物価高の中、2023年はどんなケーキが主役になるのでしょうか。














