岡山県倉敷市出身のプロボクサー・ユーリ阿久井政悟選手が、一度は延期になった世界タイトル戦に向け練習を続けています。来年春までには行われるとみられる試合に向け、今の思いを聞きました。

(ユーリ阿久井政悟選手)
「がっかりというか、まあ仕切り直さなきゃっていう気持ちです。調整し直さなきゃなって考えにすぐ切り替えました」

倉敷守安ジム所属のプロボクサー・ユーリ阿久井政悟選手です。プロデビューは大学在学中の2014年で、2019年に日本フライ級チャンピオンとなり、3度の防衛を果たしました。

世界タイトル戦に挑むため今年1月に王座を返上し、10月には世界戦に向けた壮行会が開かれました。

しかし、ダブル世界戦として同じ11月15日に別の階級で試合を予定していた井上拓真選手が練習中に肋骨を折るけがをしたため、ユーリ阿久井政悟選手のタイトル戦も延期になったのです。

(ユーリ阿久井政悟選手)
「みんな楽しみにしてくれてたんで、何ていうかまあ楽しみにしていた分こっちもいろいろ重みが伝わってきたなって感じですね」

延期になった世界タイトル戦は、来年の春までには開催されるのではないかということで、現在は12ラウンドに相当する時間でミット打ちなどを続ける練習を行い、開催日の決定を待ちます。

(倉敷守安ジム 守安竜也会長)
「(壮行会に)来てくれた人に感謝せないけんしね、いい試合をして、ぜひ勝ってもらいたいです」

(ユーリ阿久井政悟選手)
「みんな楽しみに、ぼくが世界チャンピオンになるのを楽しみにしてくれてたんで、本当に勝って、世界チャンピオンになることだけを考えてます」

タイトル戦延期を乗り越え、倉敷市のジムから初の世界チャンピオン誕生に期待がかかります。