自民党・安倍派の政治資金パーティーの問題をめぐり、政権内に安倍派の政務三役全員を交代させる案が浮上していることについて岸田総理は、「国政の遅滞を生じさせないために、適切なタイミングで適切な対応を考えている。今の時点では、それ以上申し上げることはない」などと語りました。

総理官邸で記者団の質問に答えました。

複数の政府・与党関係者によりますと、派閥からのキックバックの疑惑が安倍派の中で広まりを見せていることから、政権内には安倍派に所属する閣僚・副大臣・政務官全員を交代させる案が浮上しています。このほか、自民党の高木国対委員長らも交代させる方向で検討しています。ただ、政権内には安倍派の閣僚ら全員を外すと影響が大きすぎることや、後任探しの難しさから慎重な意見も出ています。

人事に踏み切る場合、岸田総理は、今月13日の臨時国会閉会後、週内にも行う見通しです。