中国の王毅外相は先月就任したイギリスのキャメロン外相と電話で会談しました。首相在任中、中国と良好な関係を築いたキャメロン氏を通じて英中関係の改善を図る狙いがあるものとみられます。

中国外務省によりますと、5日に行われた電話会談で王毅外相は「中英関係の安定的かつ健全な発展は、両国民の利益に合致するだけでなく、世界の平和と繁栄の促進にとって意義がある」と強調。「両国は互いに発展の機会を提供し合っており、イギリス側は中国に対する正しい認識を確立するよう希望する」と述べました。

一方、キャメロン外相は「両国の接触と協力は双方の利益になる」とし、「中国が国際問題や地域の問題で、より大きな役割を果たすことを期待している」と述べたということです。

また、会談ではロシアによるウクライナ侵攻などについても意見が交わされたということです。

イギリスのスナク政権が中国に対し厳しい姿勢を見せるなか、中国はかつて首相として対中関係を重視したキャメロン外相との対話を通じて関係改善を図る狙いがあるものとみられます。