混雑やマナー違反が問題となっている富士登山のあり方を巡り、山梨県富士吉田市の市長らが県に対し宿泊予約者以外の夜間登山を制限するよう要望しました。

2023年の夏山シーズンで富士山に山梨側から2022年より4万4000人多い、約13万7000人が登山しました。

このうち、山小屋で休憩しない弾丸登山が約3800人いたほか、登山道で仮眠する人や焚火をする人もいました。

こうした状況を受け、5日に富士吉田市の堀内市長や山小屋の経営者らでつくる組合が県庁を訪れ、来年の夏山シーズンに向けた対策を要望しました。

要望では、一定時間以降の夜間の登山者は山小屋への宿泊予約者だけにするよう求めています。

これにより、夜間の登山者数は山小屋に宿泊できる約2000人以下に制限できるとしています。

また現在任意で徴収している富士山保全協力金=いわゆる入山料を義務化することも求めました。

富士吉田市 堀内茂市長:
本当に危険な状態になります。来年度からは(夜間は)2000名という限られた数の方に安全・安心に登っていただきたい。

なお県は、来年の夏山シーズンに規制も含めた登山に関する条例の制定を検討しています。