JR四国は、高松・岡山と松山を結ぶ特急「しおかぜ」「いしづち」に使用する8000系をリニューアルした車両を報道陣に公開しました。

今回リニューアルされた8000系です。

外観は、瀬戸内の温暖な気候と愛媛の柑橘をイメージしたオレンジに、香川のオリーブをイメージしたグリーンのラインをまといました。

高松・岡山と松山を結ぶ特急「いしづち」「しおかぜ」に使用されている8000系は、1992年に導入され、リニューアルは2004年ごろに1度実施。今回は2度目です。

(茅原淳記者)「導入から30年経ったこともあり、モーターを制御する装置も新調されました」

内装は、全面リニューアルされました。床が木目調になり、LEDの間接照明で客室は明るくなりました。

また指定席はシートを交換し、愛媛の柑橘をイメージしたデザインになったほか、車いすスペースも設けられました。

さらに自由席には窓側にコンセントを設置、トイレも洋式になりました。

(車両デザインを担当した JR四国 松岡哲也さん)「新幹線のような鼻が長い車両ということで、JR四国を代表する車両になってます。だいたいあと15年ぐらいは頑張ってもらおうかなっていう。旅の演出の中としてこういうデザインの列車に乗っていただくというところで、鉄道旅行を楽しんでいただけたらなと思っています」

リニューアルした8000系は今月(12月)23日から運行がはじまり、主に特急「いしづち」として高松―松山間を1日2~3往復するということです。

JR四国の8000系は全部で11編成あり、2027年度までに順次リニューアルされます。