中国に駐在する垂秀夫大使は離任にあたり記者会見を開き、「一番大事なのは日中間の意思疎通だ」と強調しました。

2020年12月から3年にわたり中国大使を務めた垂氏は、今後の日中関係の在り方について次のように述べました。

垂 秀夫 駐中国大使
「(日中関係は)ジェットコースターではなくて、(ゆっくり走る)普通電車がいいんではないか。要は日中関係をしっかりと安定的に関係を構築していくことが大事だ」

そのうえで「一番大事なのは意思疎通だ。恐れるべきは立場の相違や摩擦ではなく、意思疎通がなくなることだ」と述べ、特に首脳間の交流がますます重要になっているという考えを示しました。

また、大手製薬会社の50代日本人男性社員がスパイ容疑で拘束され、大使の任期中に解放されなかったことについて、「きわめて忸怩たる思いだ」と述べました。

先月、男性と面会した際、「任期中に助けることができなかったことのお詫びを伝えた」と述べ、この問題を風化させてはならないと強調しました。