■ジャパンゴルフツアー表彰式(4日、東京・ANAインターコンチネンタルホテル東京)

国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は4日、都内で2023年度のジャパンゴルフツアー表彰式を行った。今季3勝をあげた中島啓太(23、フリー)が最優秀選手賞、賞金ランキング賞、最優秀新人賞など6冠に輝いた。

いつものゴルフウェアとは違う、蝶ネクタイにスーツ姿で登場した中島は「今年は1年間を通していいプレーができましたし、きょう6冠を頂いたので自信になりました。辛い時期もあったんですけど、たくさんサポート頂いていいプレーを続けることができました」と、今季を振り返った。

中島は22年9月にプロ転向し、今年6月の「ASO飯塚チャレンジド」で、金谷拓実をプレーオフの末に下し、涙の初勝利。その後、8月の横浜ミナトChampionship、11月のマイナビABCチャンピオンシップで優勝し、トップ10入りは22試合で17回とシーズンを通して安定したプレーを披露。最終戦を残して初の賞金王に輝いた。

15日(日本時間)から来季米ツアーと米下部ツアー出場権を懸けた最終予選会(米・フロリダ州)に挑戦する中島。「来年は海外に挑戦して子ども達の憧れの選手になれるように、ゴルファーである前に一人のアスリートとして挑戦を続けていこうと思います」と、さらなる飛躍を誓った。

<2023年度ジャパンゴルフツアー表彰式受賞者一覧>

【最優秀選手賞】
中島啓太(23、フリー)

【賞金ランキング賞】
中島啓太

【メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング賞】
蝉川泰果(22、フリー)

【最優秀新人賞 島田トロフィ】
中島啓太

【ABEMAツアー賞金ランキング賞】
生源寺龍憲(25、エー・エム・エス)

【平均ストローク賞】
中島啓太

【平均パット賞】
A・クウェイル(29、キャロウェイゴルフ)

【パーキープ率賞】
金谷拓実(25、Yogibo)

【パーオン率賞】
宋永漢(32、Shinhan Financial Group)

【バーディ率賞】
中島啓太

【イーグル率賞】
蝉川泰果

【ドライビングディスタンス賞】
河本力(23、大和証券)

【フェアウェイキープ率賞】
稲森佑貴(29、国際スポーツ振興協会)

【サンドセーブ率賞】
片山晋呉(50、イーグルポイントゴルフクラブ)

【トータルドライビング賞】
金谷拓実

【ゴルフ記者賞】
中島啓太

【特別賞】
杉浦悠太(22、日本大学)

◆中島啓太(なかじま・けいた)◆
2000年6月24日、埼玉県出身の23歳。日体大卒。6歳でゴルフを始め、東京・代々木高3年時の18年アジア大会ジャカルタで個人&団体金の2冠達成。21年アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権を制し、22年マスターズの出場権を獲得。21年9月のパナソニックオープンでアマチュア優勝。22年9月にプロ転向。177cm、75kg、A型。