南米のベネズエラ政府は3日、隣国ガイアナの領土の一部の領有権をベネズエラが有することに賛成かなどを問う国民投票を行い、賛成多数を得たと発表しました。

ベネズエラが領有権を主張し、国民投票にかけたのは、国境を接するガイアナの国土のおよそ70%にあたるエセキボ地域です。

この地域をめぐっては、植民地時代から領有権争いが続いていましたが、120年以上前の裁定で当時イギリス領だったガイアナに領有権が認められました。しかし、ベネズエラはその後も領有権を主張し、2015年にガイアナ沖で油田が見つかって以降、さらに主張を強めていました。

国民投票はエセキボ地域の住民に市民権を付与するかどうかなど5項目に対して行われ、ベネズエラ政府は賛成多数を得たとしています。

ベネズエラが実効支配に動くかどうかは不透明ですが、ガイアナ政府はアメリカと軍の派遣について協議を進めているほか、ブラジルも国境沿いに軍隊を集めるなどしていて、緊張が高まっています。