日本時間の2日夜遅く、フィリピン付近で、マグニチュード7.7の大地震が発生し、気象庁は高知県を含む太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を発表しました。高知県沿岸では、すでに津波の第一波が到達したとみられ、土佐清水市と室戸市では午前3時42分に10センチの津波が観測されました。津波は繰り返し来る恐れがあり、海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。

気象庁によりますと、日本時間のきのう午後11時37分ごろ、フィリピンのミンダナオ島付近で、マグニチュード7.7と推定される大地震が発生しました。

この地震に伴い、気象庁は、高知県を含む太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を発表。県西部の土佐清水市では午前3時35分に、県東部の室戸市では午前3時42分に、10センチの津波が観測されたということです。

津波注意報の発表に伴い、県沿岸部の全19市町村に、警戒レベル4の避難指示が出ています。海の中や海岸付近は危険です。ただちにその場を離れてください。潮の流れが速い状態が続きますので、津波注意報が解除されるまで、海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。