パレスチナ自治区ガザで、イスラム組織ハマスとの戦闘を再開したイスラエル軍は、新たに400か所以上の標的に攻撃を行ったと発表しました。ガザの保健当局は180人以上が死亡したと明らかにしています。

大きな爆発音と共に闇夜を照らすオレンジの光。

イスラエル軍とハマスの戦闘再開から一夜明けた2日、イスラエル軍はこの24時間でハマスの標的400か所以上に攻撃を行ったと発表しました。攻撃対象には南部ハンユニスも含まれていたとしています。

ハンユニス市民(ガザ地区ハンユニス 1日)
「小さな子どもたちは寝ていて、そこに建物が崩れてきました。ひどいテロです。私たちは子どもたちと、ただ生きたいの」

ロイター通信によりますと、ガザ保健当局は戦闘再開後のイスラエルの攻撃で184人が死亡し、589人が負傷したと発表。そのほとんどが女性や子どもだということです。

また、パレスチナ赤新月社は、「イスラエル軍がガザとエジプトとの境界にあるラファ検問所を通じた支援物資の搬入を止めている」として非難しています。

こうしたなか、アメリカのブリンケン国務長官は。

アメリカ ブリンケン国務長官(UAE・ドバイ 1日)
「なぜ戦闘の一時停止が終了したか理解することが重要です。終了したのはハマスのせいです」

ブリンケン長官は、戦闘停止中だった先月30日にエルサレムでパレスチナ人の男2人が民間人に向けて発砲し、3人が死亡した事件などを挙げ、「ハマス側が非道なテロ攻撃を行い約束を反故にした」と強調しました。

一方、戦闘再開について、アメリカ国内では抗議の声が広がっています。

デモ参加者
「パレスチナに自由を!」

1日、首都ワシントンのイスラエル大使館前にパレスチナ支持者らが集まり、イスラエルにガザへの攻撃を停止するよう訴えました。

また、南部ジョージア州のイスラエル領事館が入る建物の前で、焼身自殺を図ったとみられる人が病院に運ばれ重体です。

警察は、イスラエルへの抗議の意志を示すために自らガソリンを被って火をつけたと見ています。