岡山地方気象台は、きょう(1日)岡山の初霜を観測しました。平年より13日早く、昨年よりも17日早い観測です。
視聴者の方から送られてきた素敵な「秋と冬のコラボ」
けさは冷え込み、視聴者の方からは【画像①】のような「ステンレス容器に張った氷の写真も送られてきました。
氷に張り付いているのは、紅葉した「ヤマモミジ」と「ツタ」の葉、花は「セイジ」だということで、容器に水道水を入れ、1週間待って出来たものだそうです。

ちなみに【画像②】は、氷が解けたあとのきょう(12月1日)日中の模様とのことです。

冬型の気圧配置となり寒気が流れ込み、けさ(1日)は冷え込みました。最低気温は岡山1.8度、津山-1.7度と、今シーズン最も寒い朝となり、気象台の観測場所(露場)では初めて霜が観測されたため「初霜」を発表しました。
雪は「自動観測」、霜・氷は「目で確認」、では霜はどうやって観測??
ところで、この「霜」は気象台でどうやって観測しているのかご存じでしょうか?
「雪」は、岡山地方気象台では気温や湿度からの「自動観測」となっていて、職員が実際に見て観測していませんが、「霜」と「氷」は実際に「目で確認」しています。どうもこの2つは、目で見ないと機械では判別できないそうです。
「霜」の観測には、「草に降りた霜を見る」だけではなく、「あるもの」を使っています。霜は白い・・・となると反対は黒、黒いもの・・・・なんと「タイヤ」を使って、そこに降りた霜を観測しているのです。【画像③】が、今から23年も前の2000年の画像にはなりますが、その観測の模様です。

自動化する一方で、昔ながらの方法で観測するものもあり、気象の世界は奥深いです。